上手に刺繍をするために欠かせないのが図案を上手に描くことです。
刺繍の良し悪しを決めると言っていい位、図案を布に正確に写することは重要な作業の1つ。
図案がゆがんでいると出来上がりもゆがむよね…💦
図案を上手に描くだけで仕上がりに差が出るよ
今回は、トレーシングペーパーとチャコペーパーを使った上手な転写方法を紹介します。
誰でも簡単に実践できるよう、具体例やコツを交えて説明します。
- 丁寧に図案を写す
- 写りがいいチャコペーパーを使う
- 図案がズレないように固定する
- 布に対して見やすい色のチャコペーパーを選ぶ
トレーシングペーパーとチャコペーパーの選び方
トレーシングペーパー
- 透け感:
- デザインがはっきり見える適度な透け感があるものを選びましょう
- サイズ:
- 図案や布のサイズに合わせた大きさを選びます
- A4サイズが一般的で使いやすいです
- 厚さ:
- 適度な厚さで折れにくく扱いやすいものを選びましょう
100均の商品でも十分写せるよ♪
薄くてクリアなほど写しやすいにゃ
チャコペーパー
- 消しやすさ:
- 転写後に簡単に消せるタイプを選びます。水で消せるタイプや消しゴムで消せるものがあります
- 刺繍には水で消せるタイプがおススメ!
- 色:
- 布の色に合わせて色を変えると見やすい
- 白い布には青や黒、暗い布には白や黄色のチャコペーパーが適しています。
水で簡単に消せるチャコピーはとってもオススメ
乾燥すると写りが悪くなるので、袋に入れて保存がいいよ
濃い色の布にピッタリの白色チャコピーもあるよ
初心者でも上手に写すコツ
トレーシングペーパーの写し方
- 図案の準備:
- 明るい場所で細かい部分もていねいに写す
- 紙の固定:
- トレーシングペーパーをクリップやテープで軽く固定する
- 書いている途中でズレないように注意
ここで丁寧に写すことが大事
窓に透かしたり、トレース台を使うとより簡単だにゃ
チャコペーパーでの転写
- チャコペーパーの配置
- 布の上にチャコペーパーを置き、その上にトレーシングペーパーを重ねる
- その上に透明セロファンを重ねる
- 線をなぞる
- 図案がズレないようまち針やテープで固定する
- 転写ペンやボールペンなど尖ったもので均等に力を入れて図案の線をなぞる
トレーシングペーパーを直接なぞると紙が破けました!
透明セロファンを上に重ねると防げるにゃ
ボールペンでも十分写せますが、トレース専用のペンもあります。
太い線と細い線を使い分けられるクローバーのトレーサーはオススメ。
写すときの台が柔らかかったり、凸凹していると写りが悪くなることもあります。
工作マットや雑誌などを下に敷くと写りやすくなりますよ。
書き終わったら、固定を外さずにめくって写りを確認しましょう。
書き忘れや写ってないところがたまにあるの
確認してOKだったらトレーシングペーパーを外そう
チャコペーパーが写りにくい布の対処方法
写りにくい布
〇シルク
表面が滑らかでチャコペーパーがずれやすく、光沢が反射して見えにくくなることがある
〇パイル生地(タオルなど)やフェルト
毛足があり、チャコペーパーの線が布にしっかりと写りにくい
〇ガーゼやニット生地
柔らかいニット生地、目が粗いガーゼも写りが悪い
写す前に生地の端の方で試してみるといいね
写りにくい生地には以下の方法を試してみるにゃ
チャコペンで直接描く
図案の上に直接布をのせて、チャコペンで布に直描きする方法
薄い生地ならこの方法で転写できるね
スマホやタブレットの明るさを最大にして布をのせて写し取ります。
アイロンをかけたり、刺繡枠に布をセットして写すと描きやすいです。
好みの画像から図案が作れて便利にゃ
チャコペンは水で消えるペンや自然に消えるペンがおススメ
細い線で丁寧に写しとるのが大事!
刺繡用下絵シートを使う
透明のシートに写してシートの上から刺繍をする方法。
刺繍が終わったら、水で洗ってシートを溶かし完成♪
シールタイプは針がベタベタになって刺しにくかったよ
フィルムタイプは半透明で写しやすく、刺しやすいにゃ
シャープペンや鉛筆転写
トレーシングペーパーに鉛筆で図案を写し取り、布に鉛筆線を転写する方法
消しゴムハンコの図案写しに用いられる方法だね
左右反転するから文字などは注意が必要にゃ
トレーシングペーパーに図案を写しとります。
※左右がある図案は反転した状態になるように描きます
鉛筆線側を下にしてトレーシングペーパーを布に乗せ、スプーンなどで上からしっかりこすって転写
写りが悪かった所はチャコペンなどで線を補足する
まとめ
トレーシングペーパーとチャコペーパーを使った図案の転写は、簡単ですがポイントを押さえるとさらに上手に描けます。
トレーシングペーパー
- ふつうのトレーシングペーパでok
- 大きさはA4サイズ位が使いやすい
- トレース台などで下から光を当てる
チャコペーパー
- 布の色に合った色のチャコペーパーを選ぶ
- 消しやすいチャコペーパーを使う
転写ペンやボールペン
- 細くて筆圧がかけやすいペンを選ぶ
- なぞる時トレーシングペーパの上に透明セロファンを重ねる
図案を固定する
- マスキングテープや待ち針でトレーシングペーパを固定する
選ぶべきペーパーや道具、布の種類に注意し、丁寧に作業を進めることで、デザインを布にきれいに転写することができます。
図案をしっかり描けていると、刺繍する時に迷わず刺せるので出来上がりがグッとよくなります。
上手な刺繍のためには図案転写を丁寧に
参考になれば嬉しいです。
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
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